身体の健康
現状と課題
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)は、加齢に伴う筋力低下や骨・関節の疾患など運動器の障害によって、立つ、歩くという移動機能の低下をきたした状態と定義されています。ロコモティブシンドロームが進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなります。
便利な移動手段の多い現代社会では、日常生活に支障はないと思っていても、ロコモティブシンドロームになっていたり、すでに進行したりしている場合が多くあることが分かっています。
運動器の機能は、日常生活の中で、身体を動かして負荷をかけることで維持されるため、ロコモティブシンドロームを防ぐには、若い頃から適度に運動する習慣を付け、運動器を大事に使い続けることが大切です。
また、運動器の障害による疼痛があると、活動量が低下して移動機能の低下を来すため、ロコモティブシンドロームの発症や悪化の主要因の一つとなっています。
その他にも、骨粗鬆症によって骨折を起こすと寝たきりにつながることがあるため、骨粗鬆症を予防・治療して骨折を防止することが重要です。
〈人口千人当たりの足腰に痛みのある高齢者の人数(65 歳以上)の推移〉
令和4年の調査によると、東京都の高齢者のうち、足腰に痛みのある人の割合は、千人当たり211.3 人となっています。令和元年(千人当たり232.4人)と比べて減少しており、全国平均と比べても低くなっています。

社会生活を営むために必要な機能を維持しよう
18~64歳ごろまでの青壮年期から、ロコモティブシンドロームの意味と予防の重要性を意識して、適度な運動習慣とバランスの良い食事などの望ましい生活習慣を確立していくことが大切です。
東京都では、区市町村や保健医療関係団体、医療保険者・事業者等と連携し、日常生活の中で負担感なく身体活動量を増やす方法や、適切な量と質の食事(望ましい野菜、食塩、果物の摂取量及び主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の摂取)、健康的な食生活の意義や栄養に関する知識を普及啓発し、関連した取組を行っています。
また、骨粗鬆症を予防するための生活習慣に関する健康相談や普及啓発等の区市町村における取組に、財政的支援を行っています。
さらに、いつでもどこでも身体活動やスポーツができるよう、まちづくりに健康づくりの視点を取り入れて、日常生活の中で自然に歩きたくなるような環境の整備に取り組む区市町村を支援しています。
道路、遊歩道、公園等にウォーキング・ランニング・サイクリングコースなどを整備して、身近なスポーツの場としての活用を推進し、また、スポーツ教室等の実施など、公園内でのスポーツ活動の促進を図ります。
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